廃校舎にもう一度明かりを
Q:どうして廃校舎に加工所を作られたのですか?
私はここ山城町出身なんですが、以前からゆず農家さんの高齢化などによるゆず畑の荒廃を食い止めたいと思っていたんです。そこへ市職員から休廃校施設の活用策を公募していると聞き、地域の活性化に繋がればと加工所の立ち上げを決意しました。現在、地元雇用の職員6名が元気に働いています。Q:こちらで製造されている商品とその特徴を教えてください。
主に、ゆずや豆菓子の加工を行っています。三好市産のゆずを積極的に使い「ゆず三昧」や「ゆずジャム」に使用しています。ゆず三昧は、鍋ものだけでなく湯豆腐や焼肉など何にでも合う万能のポン酢で、お醤油代わりに食卓に置いていただければと思います。また、豆菓子は五色豆や味噌ピーナッツなど全6種類で、製造直売になります。できたての豆菓子をご賞味ください。Q:今後の目標はありますか?
皆様の身近にあるゆずを1品でも多く商品化したいと考えています。また、山城で採れる他の作物についても商品化できるものがないか社員とともに研究していきたいです。Q:最後に一言お願いします。
農家の皆様が苦労して栽培されているゆず畑が荒れている光景を見ると心が痛みます。ゆず畑をよみがえらせるお手伝いがしたいと思っています。また、地域の雇用を生み出す活動にも力を入れていきたいです。