安心・安全なおいしさを、毎日の食卓へ
Q:天真醤油(株)の成り立ちについて教えてください。
大正12年創業で、もともとは、たばこを作っていました。先代が、何か地域で採れるものを利用して、商売ができなかと考え醤油製造業になりました。当時、醤油の原料である大豆とかが、この地域でできていたので。もう一つは、当時の池田のたばこが大阪市場へ出荷されていたので、大阪市場を目指そうという夢もあったと聞いています。Q:天真醤油(株)の社章のマークの由来を教えてください。
醤油の酵母をデザイン化したものなんです。これは、醤油の酵母が分裂しているところを顕微鏡で見たところです。酵母の1個が分裂して2個に分かれる直前のところをイメージしました。これには意味がありましてね、私共は、お客さまに喜んで安心して食べていただける商品をお届けするということを社訓としています。お客さまと私共会社がつながっているところを、この酵母のイメージに掛け合わせてできたんです。Q:天真醤油と言えば「だし醤油」ですね。その特徴を教えてください。
当社では、醤油をはじめポン酢やソースなど150種類以上の商品を作っているのですが、今、お客さまに喜んでいただいているのは、「だし醤油」ですね。だしの旨みをたっぷりきかせているので、味はまろやかで、いろいろな料理にお使いいただけますよ。Q:真鍋さんご夫婦は「醤油もの知り博士」として、学校で出前授業をおこなっていらっしゃるとお聞きしましたが。
私共が小学校へ伺って授業を行います。約1時間の授業で、原料から醤油が出来るまでについてお話させていただいています。麹菌の観察やもろみの味見の体験も行います。特にホットプレートに醤油を垂らして、醤油が「ピシュン」と蒸発するときの香りをかいでもらい、醤油の香りの話をさせてもらうんですが、子供たちはとても楽しそうですよ(笑)。