伝統の郷土料理「そば米(ごめ)ぞうすい」を全国へ
Q:組合の立ち上げの経緯を教えてください。
地域おこしの一環として、「何か池田町の特産品を作ろう」と、阿波池田商工会議所のメンバーで池田町の山間部で昔から食べられていた郷土料理「そば米ぞうすい」を商品化し、2000年に販売のための協同組合を立ち上げました。Q:「そば米ぞうすい」について詳しく教えてください。
池田町の山間部では山が急傾斜だったので米作に適さず、短期間に簡単に収穫できるそばを栽培していました。そのそばを原料に、そばの実の皮をはいだ「そば米」そのものを野菜などと一緒に煮込んだ郷土料理が「そば米ぞうすい」です。プチプチとした食感と素朴な風味が面白く、市内の学校給食でも献立として出されています。そばの実を丸ごと食べる習慣は全国でも珍しいそうです。そこで、手軽に全国の方々にこの伝統の郷土料理を召し上がって頂くために、「そば米ぞうすい」をフリーズドライにすることを思いつきました。Q:商品の特徴を教えてください。
「そば米ぞうすい」の特徴である、そば米に加えて椎茸やニンジン、鶏肉、ネギなども入れて伝統の味を再現しています。そして出汁は地元の醤油会社である?天真醤油のものを使っています。このフリーズドライは、お湯をかけて軽くかき混ぜるだけで作りたてのおいしさがよみがえり、カロリー数も少なく夜食等にもお勧めです。市内はもちろん、徳島阿波おどり空港やJRの売店、遠くは東京方面にも売り出していますよ。